こんにちはterajinです。
漬け物ってその地方によって様々な漬け方があると思うんですが。
中でも至高な漬け方は「ぬか漬け」一択であります。
あくまでも個人的にはですよ。
まず、家庭的な漬け物であること。
私の実家では糠床がありまして、
夏になると、キュウリや白瓜を漬けたものが食卓に出るわけでバクバク食べて育ってきました。
不思議なもので、家庭によってぬか漬けは味が全て異なるんですよね。
もちろん、実家のぬか漬けが至高だと思っています。
それは、読者皆さんも実家のぬか漬けがやっぱり、一番だよなと思うのはそれを食べて育っているからだと思います。
カレーも似たようなものかな。
現代の漬け物について
家庭に糠床を持つ家庭は減ってきているんじゃないでしょうか?
昔と違い、糠床を掻き回す手間暇を掛けられないからだと思います。
そして、糠床を掻き回した手のの匂いに耐えられる世代ではなくなっているんだと思います。
我が家にもありません。
昔、母が糠床掻き回した手を、ぬぐった手拭いを知らずに、顔で拭いた瞬間の糠床の臭さに発狂した記憶があります。
勝手な自論ですが、糠床を掻き回せる人はきっと素敵な家庭を築けると思います。
合コンや婚活パーティーで一つの基準にしてみてはいかかがでしょうか?
「ぬか掻き回してる?」ってね。
きっと引かれます……。もし乗ってきたら、グイグイ行きましよう!
そんなぬか漬けですが、最近良く利用している、スーパーで売ってるじゃ、あーりませんか。
まじで?
ぬか漬けを売ってるのは、私の知る限りこのベルクススーパーだけです。
きっとオーナーの強いこだわりがあるんでしょうね。
お値段は1パック100円(税別)なんです。
安くないですか?
内訳は、キュウリ1本、人参4分1カット、大根8分の1カットぐらい
ですかね。
1パック、キュウリ2本で、売ってるパターンもあります。
味は旨いです!ちゃんとしたぬか漬けです。
実家には劣りますけどね。
そんな訳で我が家では手軽に買えるこのぬか漬けの漬け物を良く買ってきます。
地域によっては当たり前に売ってたらごめんなさい。私の住む地域には以前はなかったと記憶しています。
こんなぬか漬けを熱く語っておきながら、ぬか漬けの仕組みや
漬け物の歴史を良く知りません。
折角なんで一緒に勉強しましょう。
漬け物の歴史について
漬物は、今から2000年ほど前の大和朝廷時代にはあったとされています。もともとは塩漬けをした野菜を保存するだけでしたが、奈良時代になると、「須須保利(すずほり)」という漬物が登場します。今では存在していない漬物で、穀物や大豆を臼で挽き、それに塩を加えて漬け床を作り、カブや葉菜類を漬けたものです。これが「ぬか漬け」の原型と言われています。
ぬか漬けの仕組みと歴史
「ぬか漬け」とは
ぬかに塩、水などを混ぜて野菜類を漬けること。また、そのようにした漬物。ぬかみそづけ。
と記させれています。「ぬか」とは「米糠」のことで、玄米を精米して白米にする際、削ってしまう米の外皮を指します。
「ぬかみそ」とは、ぬかに塩水などを加えて練ったもののことで、それを壺などの容器に詰めることで「床」ができ、野菜を保管しておく「ぬか床」と呼ばれるものになったと推測することができます。野菜類には乳酸菌や酵母等の微生物がついています。米糠はそれらのエサの宝庫であるため、増殖を繰り返すことができます。その増殖の中で、人間によい影響を与える成分がたくさん生まれ、野菜そのものの栄養価も高められるのです。その微生物が織りなす一連の働きを「発酵」と称し、野菜の保存食として最適でもあるため今日まで受け継がれてきました。
ぬか漬けの中でも「沢庵漬け」の考案者・沢庵和尚は1573年生まれで、その時代には米糠は漬け床として使用されるようになっていたという事がはっきりしています。そして、発祥の地は北九州と言われています。北九州小倉城藩主である「細川忠興」が「ぬか漬け」を食べ、城下の庶民にもぬか漬けとして広めたそうです。
地方の漬け物まとめ
- 北海道⇒松前漬け ※昆布と干しスルメをみりんで漬けたもの
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岩手県⇒金婚漬け ※ウリのワタをくり抜き、その中にコンブで巻いた大根や人参を詰め味噌漬けにしたもの
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東京都⇒べったら漬け ※こうじで漬けたたくあん
- 長野県⇒野沢菜漬け ※赤カブの一種である野沢菜をカブが大きくなる前に茎を塩漬けにした漬け物
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静岡県⇒わさび漬け ※伊豆、天城は古くからワサビの産地として知られ粕漬けにしたもの
- 石川県⇒かぶら漬け ※カブを厚手に輪切りにして、その間にブリをはさみ塩と麹とコンブで漬け込むもの
- 京都府⇒千枚漬け ※カブを千枚にも切るように薄く切って酢漬けにしたもの
- 奈良県⇒奈良漬け ※酒粕に野菜を漬け込んだもの
- 広島県⇒広島菜漬 ※根元から葉先まで鮮やかな緑色をしていることで、これを麹やコンブを使って塩漬けにしたもの
- 山口県⇒寒漬け ※半干しにした大根を海水につけ、塩気をもたせてから荒縄で軒下につるし寒風の中で完全に干しあげたもの
- 愛媛県⇒緋のカブ漬け ※塩で下漬けした赤カブをダイダイの漬け汁で漬け直すもの
- 福岡県⇒高菜漬け ※高菜系の菜には辛子油が含まれ、ほのかなマスタードの辛みをもっている
- 鹿児島県⇒つぼ漬け ※大きな壺に海水を使って漬け込むもの
- 沖縄県⇒パパイヤ漬け ※パパイヤの実を薄く切って黒糖と酢で調味した漬け汁に漬け込んだもの
まとめ
さて上記いくつ知ってましたか?私は7種類ですかね。
こうして、日本には様々な漬け物がある事を改めて知りました。
もちろんこの他にもたくさんの漬け方があります。
以前は保存食として広く伝わり、活用されてきた食べ物ですが、今は食卓の一品を添える、米の引き立て役に従事してる感じですね。
「まさに、アカデミー助演男優賞やぁー!」
おしまい。
参考: